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眠れない夜

目が冴えて眠れない夜に、頭と心を静かな場所へ連れていく

2本特集
28作品記録した作品

この場面について

布団に入っても眠れない夜は、考えごとが次々に浮かんできます。明日のこと、昨日のこと、どうにもならないこと。眠ろうと焦るほど、目はかえって冴えていきます。

この場面の感情浴では、眠ることを目的にしすぎないのがこつです。静かな音楽や、起伏の少ない物語に身を任せているうちに、いつのまにか意識が遠のいていれば十分です。画面の明るさは落とし、朗読や音楽のように目を閉じたまま浴びられるものを選ぶのもよい方法です。反対に、眠れないならいっそ夜更かしを楽しむと決めて、怖い話や考え込む作品に浸かる人もいます。

眠れない夜に浸かった作品

この場面で記録された28作品を、しずくの多い順に並べています。しずくの数は、心が動いた大きさの目安です。

『Outer Wilds』の表紙
ゲームヤギの記録

二十二分ごとに、太陽が終わる 『Outer Wilds』

焚き火の前で動けなくなった
『ハチミツとクローバー』の表紙
漫画草餅の記録

片思いの置いていき方を、美大の片すみで知った 羽海野チカ『ハチミツとクローバー』

自転車のうしろ姿で、めくる手が止まった
『葬送のフリーレン』の表紙
アニメ凪の記録

何回観ても、流星の夜で喉がつまる 『葬送のフリーレン』

声が出なくなった
『十三機兵防衛圏』の表紙
ゲームヤギの記録

十三人ぶんの糸が、一本によじれていく 『十三機兵防衛圏』

眠れないまま朝になった
『銀河鉄道の夜』の表紙
朗読/音声栞の記録

目を閉じたまま乗る、夜の汽車 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を朗読で聴く

耳の奥に汽車の音が残りました
ゲームヤギの記録

名前も知らない誰かと、山を目指した二時間 『風ノ旅ビト』

コントローラーを置いた
『四月は君の嘘』の表紙
漫画凪の記録

春が来る前に、泣く準備をしておく漫画 新川直司『四月は君の嘘』

最終巻は三回に分けて読んだ
『エターナル・サンシャイン』の表紙
映画ロクの記録

消す手術は一晩で終わる。消えないものの話 ミシェル・ゴンドリー監督『エターナル・サンシャイン』

缶コーヒーを開けたまま、飲まなかった
『怪談』の表紙
朗読/音声こはぜの記録

雨戸を閉めて、耳で読む怪談 小泉八雲『怪談』(朗読で聴く)

耳の奥がひやりとした
『違国日記』の表紙
漫画灯の記録

分かりあえないまま、同じ台所に立つ ヤマシタトモコ『違国日記』

分からないままで、いい
ドラマタカノツメの記録

木に引っかかった瞬間、勝負はついていた 『愛の不時着』

来週まで待てなかった
『怪物』の表紙
映画ロクの記録

火事の夜が、三回映る 是枝裕和監督『怪物』

二回目で、最初の場面が違って見えた
『深夜食堂』の表紙
漫画ぬかの記録

真夜中の台所で、赤いウインナーをたこにした 安倍夜郎『深夜食堂』

零時すぎに油をひいた
『宝石の国』の表紙
漫画凪の記録

硬度三半の主人公が、夜の見回りに会いにいく 市川春子『宝石の国』

指先が冷たくなった
『平家物語』の表紙
アニメ凪の記録

滅びると分かっている人たちを、琵琶の音で見送る アニメ『平家物語』

目の奥が熱いまま終わった
『MOTHER2 ギーグの逆襲』の表紙
ゲームヤギの記録

生まれる前のゲームで、家に電話をかけたくなった 『MOTHER2 ギーグの逆襲』

家に電話をかけたくなった
『ないた赤おに』の表紙
絵本めじろの記録

読み聞かせの途中で、声がつまってしまった絵本 『ないた赤おに』

読む声がつまった
『BADモード』の表紙
音楽オトの記録

紺から灰色へ。始発の窓で聴き終えた一枚 宇多田ヒカル『BADモード』

窓の色が変わるまで聴いた
『スモールワールズ』の表紙
小説鹿の子の記録

六つの部屋の見取り図は、なぜ最後に描き変わるのか 一穂ミチ『スモールワールズ』

表紙をもう一度見た
『NANA』の表紙
漫画はるまきの記録

押し入れの段ボールから、ふたりのナナが出てきた 矢沢あい『NANA』

押し入れの前で座りこみました
『花束みたいな恋をした』の表紙
映画ロクの記録

『花束みたいな恋をした』 五年分の骨組みが、少しずつずれていく

骨組みがきしむ音がした
『HELP EVER HURT NEVER』の表紙
音楽栞の記録

最後の一曲が終わって、部屋の音が戻ってくるまで 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』

余韻が長く残りました
『リング』の表紙
映画ロクの記録

九十五分のうち、怖いのは何も映っていない時間だ 映画『リング』

背中が冷えた
『12』の表紙
音楽オトの記録

題名は、日付だけ 坂本龍一『12』

信号をひとつ見送った
『李陵・山月記』の表紙
朗読/音声こはぜの記録

草むらの向こうから、友の声がする 中島敦『山月記』(朗読で聴く)

夜明けの場面で息をのんだ
『夢十夜』の表紙
朗読/音声こはぜの記録

障子の向こうから聞こえてくるような、十の夢 夏目漱石『夢十夜』を耳で読む

耳の奥がひやりとしました
『方舟』の表紙
小説鹿の子の記録

地下の方舟で、誰を残すのか 夕木春央『方舟』

閉じてから寒気が来た
『正欲』の表紙
小説灯の記録

「わかる」と言えなくなる本 朝井リョウ『正欲』

揺れるより先に、黙った

ほかの記録

感情浴会の記録や読みもののなかで、この場面にふれたものです。

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