この場面について
目覚ましをかけずに起きた休日の朝は、一週間のうちでもとりわけ贅沢な時間です。急ぐ理由がなく、まだ一日が丸ごと手つかずで残っている。そんな朝に浴びる作品は、その日一日の気分を決めることさえあります。
この場面には、明るく穏やかな作品がよく合います。朝の光の中で読む短い物語、温かい飲み物と一緒に聴くアルバム、朝食の支度をしながら流す音声作品。重い作品は午後や夜に回して、朝はやわらかいもので心を起こしてあげてください。
休日の朝に浸かった作品
この場面で記録された11作品を、しずくの多い順に並べています。しずくの数は、心が動いた大きさの目安です。

雪の日の指先は、声より近い 森下suu『ゆびさきと恋々』
自分の指を見てしまう

半年かけて、あんぱんを一個食べきった 連続テレビ小説『あんぱん』
最終週は朝から効いた

同じ朝は、一度も来なかった ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』
翌朝、空を見上げた

『MIU404』 メロンパン号に乗ったつもりで、最終話まで走っちゃいました
翌朝まで胸が熱かった

大きなたまごは、はこべなかった 中川李枝子・大村百合子『ぐりとぐら』
あたしもおなかがすいた

三十七分、カメラは止まらない 『カメラを止めるな!』
部品が噛み合う音がした

走らない人が読んでも、夜道が少し長くなる 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』
散歩の道が少し伸びた

客の来ない食堂で、肩の力が抜けていく 映画『かもめ食堂』
肩がすとんと落ちました

夕方の畦道で、名前を返す少年 『夏目友人帳』
夕方の色が残った

段ボールのロボットに、大人まで振りまわされる 『よつばと!』
声を出して笑った

洗濯物をたたみながら、にやけてしまうドラマ 『逃げるは恥だが役に立つ』
頬がずっとゆるんでた
ほかの記録
感情浴会の記録や読みもののなかで、この場面にふれたものです。
2026.01.25一滴舎の一年一滴舎の一年 二〇二五年 十三人と、五年目の昼元気を出したい・誰かに会いたくなりたい灯2025.06.01読みもの五年目の昼、十一人と画面の二人懐かしみたい・笑いたい・誰かに会いたくなりたいはるまき2024.11.10感情浴会の記録第55回 大きなかすてらが焼けるまで 『ぐりとぐら』癒されたい
しずく4
2024.05.25感情浴会の記録第49回 ほとんど話さない人の、最初の声 『PERFECT DAYS』静まりたいしずく4
2021.06.06感情浴会の記録第14回 シナモンロールが焼けるまで 『かもめ食堂』ほどけたいしずく4
2021.01.10感情浴会の記録第9回 この回から「感情浴会」に 『逃げるは恥だが役に立つ』ときめきたいしずく4
よく合う気持ち
この場面で浸かられることの多い気持ちです。言葉を選ぶと、気持ちの辞典に移ります。