この場面について
大切な人を亡くしたあとの時間は、人によってまったく違う形をしています。すぐに涙が出る人もいれば、しばらく何も感じられない人もいます。どちらも自然なことで、正しい悲しみ方というものはありません。
この場面では、作品を浴びることを急がないでください。何も手につかない時期は、それでかまいません。少し落ち着いてから、喪失を描いた物語や、残された人たちが語り合う物語に触れると、自分の悲しみを外から眺められる瞬間が訪れることがあります。悲しみが長く続いてつらいときは、身近な人や専門の窓口に頼ることも大切にしてください。
大切な人を亡くしたときの特集
メンバーが、この場面で実際に手に取った作品を持ち寄りました。
大切な人を亡くしたときに浸かった作品
この場面で記録された9作品を、しずくの多い順に並べています。しずくの数は、心が動いた大きさの目安です。

アナグマのいない春に、みんなが話したこと スーザン・バーレイ『わすれられないおくりもの』
読み聞かせの声が出なくなった

『マイ・ブロークン・マリコ』 骨箱を抱いて、夜行バスの窓側に
膝の上が重たかった

何回観ても、流星の夜で喉がつまる 『葬送のフリーレン』
声が出なくなった

最終回の一つ前で、画面がにじんで見えなくなった 『宇宙よりも遠い場所』
息ができなくなった

目を閉じたまま乗る、夜の汽車 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を朗読で聴く
耳の奥に汽車の音が残りました

『夏の庭 The Friends』 見張るはずだった夏が、通う夏に変わる
しばらく動けなかった

滅びると分かっている人たちを、琵琶の音で見送る アニメ『平家物語』
目の奥が熱いまま終わった

読み聞かせの途中で、声がつまってしまった絵本 『ないた赤おに』
読む声がつまった

泣けなかった、でもずっと考えている 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』
まだ考え中
ほかの記録
感情浴会の記録や読みもののなかで、この場面にふれたものです。
よく合う気持ち
この場面で浸かられることの多い気持ちです。言葉を選ぶと、気持ちの辞典に移ります。
