夜の十一時少し前です。机の上に、去年の冊子を四冊、季節の順に並べてみました。
五回目のまとめです。
去年は、始まってから初めて、新しい人が加わらなかった一年でした。離れた人もいません。四月からオトがお休みに入ったので、年の終わりの人数は十一人。一年前より、一人少なくなりました。
静かな一年だった、と書こうとして、数を並べてみたら、そうでもありませんでした。
会と通信と記録
会は、一月の第四十五回から、十二月の第五十六回まで。十二回です。媒体は、アニメと映画が三回ずつ。ドラマと小説が二回ずつ。ゲームと絵本が一回ずつ。漫画を一度も取り上げなかったのは、始まってから初めてです。
しずく通信は、第十五号から第十八号まで。四冊とも冊子です。
作品の記録は、十五本。タカノツメの最初の作品の記録も、この年でした。
六月からは、「気分から作品を探す」一覧を作り始めました。去年の一月に書いた、気持ちの言葉から作品を引ける一覧です。泣きたい、ときめきたい、ほどけたい。言葉の数だけ、入口ができました。
手に持てる厚さ
通信の既刊を、一冊の合本にしました。それを、初めて文芸の即売会で頒布しました。会の外の人の手に、わたしたちの季節が渡っていく。少しだけ、不思議な気持ちでした。
これから、年に一度は続けるつもりです。
年の瀬の二十八日
十二月は、会と開票が、同じ日に重なりました。二十八日です。
開票の場所は、三年続けて同じ、都内の貸し会議室でした。来られたのは七人。わたし、凪、ロク、栞、はるまき、草餅、タカノツメ。この夜は、七人が会もその部屋から、ひとつの画面でつなぎました。ほかの四人は、会も開票も、画面の向こうです。
それぞれ映画館で観てきた映画の話をして、その夜、その映画が大賞になりました。『侍タイムスリッパー』。十票のうち七票です。
今年は
五月で、感情浴会は五年になります。その月に一度、夜ではなく昼に、来られる人で集まれたらと思っています。
春には、オトが戻ってくる予定です。新しく一人、加わる話も進んでいます。
(灯)