水面に落ちる雫
雨粒のついた窓
暗い部屋に灯る白いランプ
カーテン越しの海
雪の窓辺のカップ

日常に、
一滴の感情を。

本や漫画、アニメや音楽に浸かって、
しばらく動かしていない感情をほどく。

kanjōyoku感情浴のすすめ

温泉に浸かるように、感情に浸かる。

泣く、笑う、ときめく、懐かしむ。忙しい毎日のなかで、しばらく動かしていない感情はありませんか。

私たちは、作品に身をまかせて心がゆっくりほどけていく時間を「感情浴」と呼び、月に一度、画面越しに同じ作品を味わっています。

感情浴について読む
万年筆の先から落ちるインクの雫
水の入ったグラス

二〇一九年の秋から、
画面越しに。

場面から選ぶ、十一の特集

失恋した夜、雨の日、熱を出した日。その日の自分に合う作品を、場面ごとに十前後ずつ選んでいます。

  1. 01

    失恋した夜

    泣く・浸る・笑う・考える、十二の作品。終わったばかりの恋のあとで、ひとりの夜をやり過ごすために。

    十二の作品特集を読む
  2. 02

    眠れない夜

    目を閉じて聴く・考え込む・少し泣く、十三の作品。目が冴えて眠れない夜に、頭と心を静かな場所へ連れていく。

    十三の作品特集を読む
  3. 03

    仕事で疲れた日

    すぐ浴びられて、すぐ上がれる十一作。一日の終わりに、張りつめたままの心と体をゆるめるために。

    十一の作品特集を読む
  4. 04

    大切な人を亡くしたとき

    急がずに、そばに置いておける十一作。深い悲しみの中にいるとき、急がずにそばに置いておける作品を。

    十一の作品特集を読む
  5. 05

    新しい生活の始まり

    慣れない部屋で観る・読む・聴く十の作品。引っ越しや入学、新しい仕事。慣れない毎日の心細さに寄り添う。

    十の作品特集を読む
  6. 06

    夏

    懐かしさと熱と、少し怖い話。まぶしい光と長い夕暮れの季節に、熱と懐かしさを浴びる。

    十の作品特集を読む
  7. 07

    秋

    長い夜と、少し冷えた指先のために。日が短くなっていく季節に、深く考え、静かに心をふるわせる。

    八の作品特集を読む
  8. 08

    冬

    温まる話と、静まる話。寒さの中で、温かさと静けさの両方を求める季節に。

    十一の作品特集を読む
  9. 09

    ひとりの週末

    長い作品に潜る、十二の選びかた。誰とも予定のない週末を、自分のためだけの時間として楽しむ。

    十二の作品特集を読む
  10. 10

    熱を出した日

    横になったまま浴びられる、やさしい十一作。体が弱っている日に、負担なく浴びられるやさしい作品を。

    十一の作品特集を読む

作品の記録

感情浴会で出会った作品を、心が動いた場面とともに残しています。しずくの数は、心が動いた大きさです。

『ゆれる』の表紙
映画ロクの記録

兄は、橋の上で手を伸ばしたのか 西川美和監督『ゆれる』

観終えて、橋の場面をもう一度だけ観た
『父の詫び状』の表紙
エッセイ灯の記録

朝の食卓で、いちばん大きな声を出す人 向田邦子『父の詫び状』

笑って読んで、最後の一行で少し黙りました
ゲームヤギの記録

落ちた回数は、章の終わりに数えてあった 『Celeste』

羽を浮かせる場面で、自分の息もそろえていた
『赤いろうそくと人魚』の表紙
朗読/音声こはぜの記録

北の海の、つめたい声で始まる童話 小川未明『赤いろうそくと人魚』(朗読で聴く)

聴き終えて、部屋のろうそくを吹き消せなかった
『ねないこだれだ』の表紙
絵本めじろの記録

五年ぶりに、こんどは下の子の腕がしがみついてきた せなけいこ『ねないこだれだ』

毛布のなかで、ふたりで小さくなった
『シックス・センス』の表紙
映画ロクの記録

二度目に観ると、同じ画面がまったく違う映画になる M・ナイト・シャマラン監督『シックス・センス』

観終えて、すぐに最初から再生した
『富士日記』の表紙
エッセイぬかの記録

献立と天気と、買ったものの値段だけで、十三年ぶんの山の暮らし 武田百合子『富士日記』

朝ごはんの献立を、書き留めたくなった
『重版出来!』の表紙
ドラマはるまきの記録

柔道をやめた新人が、漫画の編集部を全力で走る テレビドラマ『重版出来!』

洗濯物をたたむ手が、ちょっと速くなった
午後の光が差す、何もない部屋
一滴舎

ラルムは、小さな集まり「一滴舎」の活動のひとつです。2019年の秋から、画面越しに作品を味わってきました。

一滴舎について