
十九歳の最初の一枚を、秋の窓辺で 荒井由実『ひこうき雲』
最後の短い一曲が、ずっと沈んでいました

題名は、日付だけ 坂本龍一『12』
信号をひとつ見送った

半年ぶんの朝の、最初の一分 米津玄師「さよーならまたいつか!」
曲のあとの一呼吸が残りました

紺から灰色へ。始発の窓で聴き終えた一枚 宇多田ヒカル『BADモード』
窓の色が変わるまで聴いた

明るすぎる曲を、夜勤明けの国道で 藤井風「きらり」
歩く速さが少し変わった

夜勤明けに、小説でできた音を YOASOBI『THE BOOK』
足取りが少し速くなった

最後の一曲が終わって、部屋の音が戻ってくるまで 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
余韻が長く残りました