この気持ちについて
背中を押されたいときには、たいてい、もう答えは自分の中にあります。やってみたいことがある、けれど一歩が出ない。誰かにそれでいいと言ってほしい。そういう迷いの手前にいるとき、作品が最後のひと押しになることがあります。
この気持ちの感情浴で大切なのは、作品の中の人物も迷っていることです。最初から迷わず進める人の話ではなく、失敗し、揺らぎ、それでも選び直して進む人の話に、自分の迷いを重ねることができます。
宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』は、見知らぬ街で独り立ちしようとする少女が、一度は自分の力を見失い、それでも取り戻していく物語です。山口つばさの漫画『ブルーピリオド』は、何となく過ごしていた高校生が絵に出会い、遅れて始めた自分を引き受けて美大を目指します。三浦しをんの小説『舟を編む』は、辞書づくりという気の遠くなる仕事に人生をかける人たちを描き、ひとつのことを続ける勇気をくれます。
押された背中で、実際に歩き出すのは自分です。浴び終えたら、決めていたことを小さくひとつだけ始めてみてください。
背中を押されたいときの作品
この気持ちで記録された17作品です。しずくの数は、心が動いた大きさの目安で、作品の出来を採点したものではありません。
この気持ちになれる場面
背中を押されたい作品が、どんな時によく浸かられているか。場面ごとに、作品と特集を束ねています。
近くにある気持ち
背中を押されたい気持ちのとなりにある言葉です。少し違う角度から浸かりたいときに。

