ラルム / 読みもの

2024.01.14連載 一滴舎の一年文 灯

一滴舎の一年 二〇二三年 休む人、戻る人、夏の山の五人

夕方の五時です。電気をつける前の部屋が、少しずつ青くなっていきます。

四回目のまとめです。去年は、人の出入りがいちばん多い一年でした。そこから書きます。

出入りの多い年

一月から九月まで、めじろがお休みしました。十月の第四十二回で戻ってきて、最初の記録を書いてくれました。

三月には、鹿の子が会を離れました。仕事が変わって、夜の時間が取れなくなったためです。読書会の本選びを、ずっと引き受けてくれた人でした。

五月にこはぜ、十一月にタカノツメが加わりました。二人とも、加わった翌月には、もう記録を書いていました。

年の終わりには、十二人です。

数えたこと

会は、一月の第三十三回から、十二月の第四十四回まで。十二回。

しずく通信は、第十一号から第十四号まで。四冊とも、冊子にして郵送しました。紙で出すのが、少しずつ当たり前になってきました。

作品の記録は、十四本。五月に加わったこはぜの最初の記録も、この年でした。

夏の山

八月に、初めての合宿がありました。信州の貸し別荘に、二泊。行ったのは、凪、ヤギ、ぬか、草餅、こはぜの五人です。前の年の冬に凪が言い出したことが、本当になりました。

長いアニメを二十五話、二日で観たそうです。夜はゲーム。わたしは行けなかったので、二日目の夜に、画面から三十分ほどのぞきました。五人とも、少し日に焼けていました。

二度目の開票の部屋

十二月十七日には、第三回のしずく大賞の票を開けました。場所は前の年と同じ、都内の貸し会議室です。来られたのは六人。わたし、凪、ロク、栞、はるまき、タカノツメ。

タカノツメは、加わってひと月で来てくれました。初めて会う人と、初めての開票を同じ部屋で迎えるのは、どんな気持ちだったのでしょう。今度、聞いてみます。

投票したのは十二人。全員が票を入れたのは、この年もアニメだけでした。『葬送のフリーレン』。

今年やりたいこと

記録が増えてきたので、気持ちの言葉から作品を引ける一覧を作りたいと思っています。泣きたい夜に、泣ける記録へすぐたどり着けるように。

それから、通信の既刊を一冊にまとめてみたい。三年半ぶんの季節を、手に持てる厚さにしたいのです。

(灯)

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