ラルム / 感情浴会の記録

2025.11.22第67回テーマ おなかを空かせたい媒体 漫画記録 草餅進行 ぬか

第67回の献立 『ダンジョン飯』第1巻・第2巻

取り上げた作品 ダンジョン飯(漫画・九井諒子・2014年〜2023年)

おなかが鳴った

大きな鍋の中で、サソリとキノコがぐつぐつ煮えている。そのまわりで、四人が鍋をのぞきこんでいる。

今月はぬかの進行で、九井諒子の漫画『ダンジョン飯』。去年、テレビアニメがしずく大賞のアニメ部門に選ばれた作品の、原作の漫画だ。この夜は第1巻と第2巻までと決めた。

迷宮の奥で、妹のファリンを竜に食べられてしまった剣士のライオス。助けに戻りたいのにお金も食料もない。だから迷宮の魔物を料理して食べながら、下へ下へと進んでいく。仲間はエルフの魔法使いマルシル、鍵開けの得意なチルチャック、そして魔物の料理を長年続けてきたドワーフのセンシ。

ぬかは最初に、一人ひとつ、いちばん食べてみたい料理を挙げてください、と言った。以下、この夜の献立。

  • 凪 いちばん最初の、サソリとキノコの水炊き。鍋を囲む四人の顔がいいそう
  • ぬか 人を食べる植物の実でつくるタルト。わたくしは甘いものの回だと思っております、と
  • ロク 動く鎧の中身の料理。仕組みが分かった瞬間の驚きが一番だった、と
  • ヤギ バジリスク。見た目が完全に鶏なのがずるい
  • うち どれもこわいけど、マルシルが最初いやがって、結局食べてしまう顔が好き。料理というより、その顔

おまけとして、会のあいだに各自が実際に食べていたもの。

  • ぬか ぬか漬けと、白いごはん
  • 凪 カップ麺
  • タカノツメ 激辛の麺(途中で一度むせていた)
  • 灯 ほうじ茶だけ
  • うち みかん

笑える漫画なのに、食べることが生きることとまっすぐにつながっていて、ときどき胸がいっぱいになる。こういう、コマとコマのあいだに湯気が立っている漫画が、うちは好きなんだ。

次回は十二月。灯の進行で、小説を読む。テーマは「驚きたい」。

(記録:草餅)

感情浴会の記録に戻る