ラルム / 感情浴会の記録

2024.12.28第56回テーマ 元気を出したい媒体 映画記録 タカノツメ進行 ロク

第56回 『侍タイムスリッパー』について、三つのこと

取り上げた作品 侍タイムスリッパー(映画・安田淳一監督・2024年)

しびれた

今年最後の会は、侍に元気をもらった。以上である。と書いて終わるわけにもいかないので、少し戻る。

年の瀬の二十八日である。ロクの進行で、安田淳一監督の映画『侍タイムスリッパー』を取り上げた。夏にごく小さく公開が始まり、秋になって上映する映画館が一気に増えた映画である。それぞれ映画館で観てから集まった。

幕末の会津藩士・高坂新左衛門が、雷に打たれて、現代の時代劇の撮影所に飛ばされる。行くあてのない侍は、やがて「斬られ役」として生きていくことを選ぶ。話したことを、三つに分けて残しておく。

一 斬られるための稽古

本物の侍が、斬られ方を一から習う。この逆さまの構図に、小生は最初から最後までやられた。はるまきは、稽古の場面で何度も声を出して笑ったそうだ。笑っているうちに、真剣な顔の侍を応援している自分に気づく、と。

二 もうひとりの侍

途中で、ある人物の正体が明かされる。ここから映画の味が変わる。何が変わるのかは書かない。ロクは、要するに、ここで映画の歯車がひとつ噛み合う、とだけ言った。

三 撮影所の人々

凪がいちばん熱くなったのは、侍そのものより、撮影所で働く人たちだった。消えかけている時代劇を、それでも毎日つくっている人たち。その背中が、最後の一周を走る選手のように見えたそうだ。

小生はといえば、終盤の立ち合いの場面で、息をするのを忘れた。あれは激辛の麺と同じである。食べている最中は無言になり、食べ終えてから汗が噴き出す。

この月は、しずく大賞の投票もあった。その話はしずく大賞のページに譲る。

次回は一月。はるまきの進行で、ドラマの回。テーマは「優しくなりたい」である。

(記録:タカノツメ)

気持ち元気を出したい

場面冬

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