ラルム / 感情浴会の記録

2023.10.15第42回テーマ ひとりを味わいたい媒体 エッセイ記録 めじろ進行 灯

九か月ぶりの画面で、ひとりの時間を読む 『いのちの車窓から』(第42回)

取り上げた作品 いのちの車窓から(エッセイ・星野源・2017年)

ひとりの時間を思い出した

寝る前に読んでとせがまれた絵本を二冊読んで、寝息がそろったのをたしかめてから、そっと画面をひらきました。

久しぶりの会

あたしにとっては、九か月ぶりの感情浴会でした。休んでいたあいだも記録はときどき読んでいたけれど、自分の声で話すのはやっぱりちがって、はじめはマイクをつける手が少しだけふるえました。

灯が最初に、おかえりなさい、と言ってくれて、みんながそれにつづいてくれました。毛布をかけてもらったみたいで、そこでやっと肩がおりた気がします。

選んだ本

今月のテーマは「ひとりを味わいたい」。灯が選んだのは、星野源のエッセイ集『いのちの車窓から』です。

いそがしい毎日のなかで、仕事の現場や道ばたで出会ったことを、すこし離れた窓から眺めるように書いた短い文章が集まっています。一編が短いので、細切れの時間でも読めるのがありがたかったです。あたしは子どもの昼寝のあいだに、一編ずつ読みました。

話したこと

灯は、この本を通勤の電車で読んだそうです。窓の外が流れていくのと、文章のなかの時間が流れていくのが重なって、たぶん少しだけ、ぼんやりしすぎたと笑っていました。

ロクは、人のたくさんいる場所にいるはずの書き手が、ふっと一人になる瞬間の書き方を挙げていました。まわりに人がいても、ひとりは味わえる。その話に、何人かがうなずいていました。

あたしは、ひとりの時間がほとんどない毎日にもどってきたところです。だから読みながら、ひとりって、時間の長さのことじゃないんだなあ、と思いました。ページをめくる手が止まるのは、たいてい、書いている人がほんの少し立ち止まっているところでした。

次回

十一月は草餅の進行で、漫画の回です。テーマは「ふるえたい」。

(記録:めじろ)

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