ラルム / 感情浴会の記録

2023.03.19第35回テーマ 驚きたい媒体 ゲーム記録 ぬか進行 ヤギ

三週間かけて、ひっくり返された 第35回『十三機兵防衛圏』

取り上げた作品 十三機兵防衛圏(ゲーム・ヴァニラウェア・2019年)

夜食を二回とった

この三週間で、わたくしの夜食は、おにぎりから、湯を注ぐだけの焼きそばへと移り変わっていきました。ゲームを止められない夜が、それだけ増えたということです。

三月の感情浴会は、ヴァニラウェアのゲーム『十三機兵防衛圏』。進行はヤギです。十三人の高校生が、それぞれ別の時代と別の事情を抱えながら、巨大な機械に乗って、街を襲う怪獣と戦う。物語は十三人の視点に細かく分かれていて、遊ぶ人が順番を選びながら少しずつつなぎ合わせていきます。

長いゲームなので、ヤギの提案で、会の三週間前から、毎週の進み具合をひと言ずつ報告し合うことにしました。今回はその流れのまま記録します。この夜は九人です。

一週目 ほとんどの人が、誰が誰なのか分からない、と報告。凪は、十三人の顔と名前を覚えるだけで一週目が終わった、と。灯は、ひとりの女の子の話から始めて、そこで止まっていました。

二週目 ロクから、まだ骨組みが見えない、と一行。草餅は、ある男の子の話で、コマとコマのあいだのような、場面の切り替わりの妙に夢中になっていました。はるまきは、子どもが寝たあとの一時間では足りない、と嘆いていました。

三週目 報告が急に短くなりました。オトは、夜勤明けにそのまま朝まで、とだけ。栞は、言葉にするとこわれそうなので報告できません、と。わたくしも、この週は焼きそばばかりでありました。

当日 ヤギの決まりは、物語の仕掛けには触れないこと。それでも、みんなが驚いた瞬間の話はできます。一枚の絵が、裏返したら別の絵だった。ロクは、それを、要するに十三本の配線が最後に一本の回路になる、と言いました。ヤギは、ここで一回コントローラーを置いた、という場面を挙げ、それが何人も同じ場面でした。

わたくしの驚きは、驚いたあとに、もう一度はじめから見返したくなったことです。ぬか床も、底のほうから混ぜ返すと、上にあったものの味が変わります。

会のはじめに、先月で会を離れたメンバーへ、ヤギが短くお礼を言っていました。そのことづけは、次の会報に載る予定です。

(記録:ぬか)

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