ラルム / 感情浴会の記録

2025.06.15第62回テーマ 遠くへ行きたい媒体 エッセイ記録 いちょう進行 ぬか

キューバまで五日間 第62回『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

取り上げた作品 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(エッセイ・若林正恭・2017年)

旅に出たくなった

課題のレポートを後回しにして読みはじめたら、気づいたら外が暗くなっていました。

今月から、会の記録を私も受け持つことになりました。はじめての記録です。短めになるかも。

進行はぬか。選んだのは、若林正恭の旅行記『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』です。夏休みの五日間、ひとりでキューバへ行った話。競争ばかりの東京の毎日から、まったく違う仕組みで回っている国へ。

私はこの本を、通学の電車で読みました。窓の外は見慣れた田んぼなのに、頭の中はずっと知らない国の街並みで、ちょっと不思議な感じでした。

ぬかに聞いたこと

会のあと、ぬかに少しだけ質問しました。

なぜこの本だったのか。
遠くへ行きたいと言いながら、なかなか遠くへ行けない人の気持ちが、ちゃんと書いてあるから、だそうです。旅の本なのに、行く前のうじうじした時間も、ちゃんと書いてある、と。

いちばん好きなところは。
旅先の街で、書き手がふっと肩の力を抜く瞬間。ぬかは、ぬか床のふたを開けたときの匂いに似ている、と言っていました。たぶん、ほめ言葉です。

ほかの人の話

ヤギは、終わりのほうで、この旅に出た理由がもうひとつ明かされるところで手が止まった、と。灯は、読み終えて、少しだけ遠くの駅まで散歩したそうです。

私は、読み終えてから、銀杏並木の先まで行ってみたくなりました。キューバほど遠くなくていい。

次回は七月。ヤギの進行で、ゲームの回です。

(記録:いちょう)

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